16-17 ダービー終了
2016年のダービーはレイデオロ号の優勝で幕を閉じました
これにより、ここまでのG1レース7つのうち4つを当POGの指名馬内で制した事になります、かなり優秀だと言えるでしょう
このPOGは年末まで続くルールですが、きりが良いのでダービー終わりで一旦集計し、データを振り返ります
まあ、平たくいって3強3弱の構図と言わざるを得ません
G1勝つと一気に賞金が稼げるのでその差がデカいのですが、単純な勝ち数でも3弱は下回っているので言い訳は不能な結果となっています
この表から見て一番目立つのはなんといっても和泉厩舎の出走率の悪さです
トップ上田の半分以下、下から2番目の山田厩舎からも大幅な差をつけられています
勝率は悪くないのですがこれでは勝負になりませんね
次から時系列にそって振り返ります
縦に長くなるので次の記事にうつします
18POG 統計part2
楽しくなってしまったので続けています
前回のデータはサイトからぶっこ抜いたデータをいじったのですが、今回のは気合で調べ手入力したデータを元に統計とりました
時間はかかりましたが無駄な達成感があります
・母出産時年齢
綺麗に分布しています
初期にいきなり活躍馬を生んだ牝馬の仔が評判馬として騒がれるので、このくらいの年齢の牝馬の指名が増えるのでしょう
年齢をあまり気にせず指名したのは山田さんと和泉となるでしょうか
和泉指名のビワハイジ(6位プリメラビスタ)がダントツおばあさんかと思いきや、上田のMassada(14位ビューティテソーロ)が同い年でした、謎の多い馬です
ちなみに僕は若い牝馬の仔を獲得できるよう意図してとりました
よく言われる事ではありますが、出産時年齢と競争成績にははっきりと相関関係があります、若い力でがんばって欲しいです
平均値としては
羽角10.6
佐竹 9.1
山田10.8
上田11.0
池田10.6
和泉11.6
全体10.6
となりました
・生まれ月
人間より成長の早い馬にとって、4ヶ月の生まれの差はそれなりに大きいです
2~3歳程度の差があるといえるかもしれません
中1と中3が部活の大会で戦う、と考えるとその差を実感出来るかもしれませんね
実際に生まれた月が早い方が、POG期間内の「一走あたりの獲得賞金額」が大きいというデータがあるようです
そういう意味では、1月生まれの多い羽角さんと上田くんのアドバンテージがあるかもしれません
が、その反面期間内のG1においては、4月生まれが40%近くを占めているとのデータもあります
まあ強い馬はいつ生まれても強いので、既に指名の終わっている今深く気にしてもしょうがないでしょう
・母、きょうだいの成績
母やきょうだいが重賞を勝っているかどうかの表です
言うまでもなく目立つのは和泉ですね、浅ましいことこの上ない
ブランド品を買いあさるが如く指名した様子が見て取れます
重賞勝ちという点でみた統計なので、重賞は取っていないがG1で2着とか、全きょうだいがOPまで勝ち上がっているとか、そういう馬も沢山いると思うのでこれが全てではないですが、和泉くんの指名の脂っこさが伝わってきますね
ちなみに、母重賞勝ちできょうだいも重賞勝っているという馬は
・羽角
トゥザフロンティア
タンタフエルサ
・上田
マルケッサ
シエラ
ヴィルトゥース
・池田
ヘンリーバローズ
リンフォルツァンド
・和泉
シンハラージャ
プリメラビスタ
シーリア
ミカリーニョ
ダノンマジェスティ
の計12頭となります
逆に、きょうだいが未だ未勝利の馬はこれだけいます
指名馬が初仔の場合も含まれており、山田1、上田1、池田2の4頭となります。
山田さんあたりは意図して未勝利馬を避けたのではないでしょうか、僕もなるだけ避けましたが結果3頭も獲ってしまいました
・毛色
最後にどうでもいいデータをまとめてみました
鹿毛50%、黒鹿毛14%というのは競走馬全体の割合とドンピシャに一致します
逆に、競走馬全体の3%しかない青鹿毛が指名馬の中に13%もいる理由は言うまでもなくサンデーサイレンスの影響でしょう、影響力の強さが実感でき、思ったより面白いデータとなりました
当然ですが、白毛馬は全体からみれば1%どころの騒ぎではなく、日本競馬の歴史で20数頭しか登録されていないレア毛色となります
2017-18 POG
まず指名馬一覧から
画像がスマホからみるとかなり小さすぎるので画像を開いてみてください
netkeibaにも載っていない厩舎や馬主情報も気合で調べて全て記入しました
順当に人気馬が消えていきましたが、その中でもそれぞれ「らしい」指名になったのではないでしょうか
個人的にはやはりフラットレーを逃したのは大きかったですが概ね取りたい馬を取れ、上位で消えるから取れないだろうな、と思っていたのアプルーヴァルやグラマラスライフを取れたので満足度は85%くらいでしょうか
次に、いくつか統計をとりました
・性別
牡牝バランスよく取る人と、牡馬に寄る人が半分ずつ
中でも羽角さんはかなり極端に寄せました
牝馬が多い人は一人もいません
牝馬戦の方が賞金額が抑え気味のためでしょう
・東西
上田くん以外は栗東に偏りました
もうずっと関西馬優勢が続いているので仕方ありません、今年も調教師リーディングでトップ10にいる美浦の調教師は国枝と堀の2人だけ
大昔は関東優勢の時代もあったようですがその時代に戻る事はあるのでしょうか
・種牡馬
当然ディープインパクトです フルに7頭指名したのは2人でした
ついでこれも順当にキングカメハメハ、3番手には新種牡馬のオルフェーヴルが続きます
僕はオルフェを取る気がなかったのですが評判馬のアプルーヴァルが残っていたので指名した為、全員が獲得する事となりました
意外とバラけた感じで、リーディング常連のステイゴールド、ダイワメジャーは1頭ずつ、「モーリス後」最初の世代でグッと牝馬の質が上がったスクリーンヒーローも1頭のみとなり、クロフネにいたっては指名0となってしまいました
マル外はFrankel3頭をはじめあわせて8頭、新種牡馬のロードカナロア5頭は予想よりも多い印象です
個人で見ると、キングカメハメハを5頭指名した池田さん、Shamaldal1頭以外の14頭を4頭の種牡馬で固めた和泉が目立ちます
・生産者
そりゃそうだ、という表が出来上がりました
2012よりリーディングを譲っていないノーザンファームが質・量ともに圧倒しているのでこうなってしまいます
系列である白老ファーム・社台ファーム・追分ファームと海外生産のTeruya Yoshida名義のソリッドドリームを合わせると76頭となり、4分の3を超えてしまいます
日本の馬産の歪みをあらためて感じます
和泉のノーザンファーム13頭は割り切ってて逆に好感がもてます、個人的には個人牧場の石郷岡さんにがんばって欲しいです(羽角さん15位指名キャンドゥ)
・調教師
3年連続賞金王の池江厩舎が一番人気でした、順当でしょう
それ以外では目立つのは上田くんの堀厩舎4頭と山田さんの高野厩舎3頭でしょうか
堀厩舎はモーリスも管理していたので全弟ルーカスは気合はいるでしょう
高野厩舎はショウナンパンドラ以来パッとしませんが今期はファンディーナもいるし昇り調子、一気にブレイクとなれるでしょうか
・馬主
生産者と同じくこちらも社台づくしですね
社台レースホース・キャロットファーム・サンデーレーシング・シルクレーシング・G1レーシングはいわゆる社台系の一口馬主クラブです
ノーザンファーム代表吉田勝己の1頭とあわせて50頭が社台系馬主の馬となります
個人馬主ではサトノの里見さんが6頭指名される一方、ディープの馬主で有名な金子さんの馬は3頭しか指名されませんでした