17-18 気になる指名馬
今回は新年度で指名された馬の中で、僕の指名馬以外で個人的に気になっている馬について書きたいと思います
ピックアップの基準は「気になる」なので、強そうとか勝ちそうとかではなく好みで選出していきます
・トゥザフロンティア(羽角3位)
(母父*サンデーサイレンス)
母トゥザヴィクトリーは僕が一番競馬を見ていた頃の馬で、G1は’01エリザベス女王杯の1勝のみですが、なんといってもドバイワールドカップ2着が光ります
長らく世界最高賞金額を誇り続けたこのレースで、5着入線を果たした牝馬は現在に至るまで、トゥザヴィクトリーただ一頭となっています
というものの、当時の印象としてはドバイWCよりも、重賞どころかオープンさえ未勝利なのにオークス、秋華賞と1番人気で飛ばす人気先行馬の印象が強いです
しかし繁殖入りすると重賞5勝のトゥザグローリーを筆頭にトゥザワールド、トーセンビクトリーと3頭の重賞勝ち馬を輩出します
その他にもオープンまで上がったトゥザワールドや繁殖として結果を残しているアゲヒバリ等も生んでいます。
昨年度山田さん指名で京都新聞杯3着のダノンディスタンスはアゲヒバリ産駒ですね
いままで重賞勝ちした3頭は全て父キングカメハメハ、本馬の父ロードカナロアの父はキングカメハメハなので、血統的には75%同血となります
短距離戦を得意とした父に代わり、やはり短い所で勝負してくる可能性は高いでしょう
どちらかと言えば本格化の遅れた父から、POG期間の活躍は少し心配もありましたが、既に入厩し、デビューに向けて調整中とのことでその心配は杞憂に終わりそうです
不安点を探すなら、昨年度の断トツ期待馬であった兄トゥザクラウンがここまで1戦0勝と大爆死なこと、我々のPOGでも和泉厩舎1位氏名で最下位爆走の戦犯となっています
とはいえ、トゥザクラウンに関しては喉鳴りが原因である事は自明で、馬体的な良さは目立っていたからこその人気だったわけで、遺伝的な能力は低下していない可能性も大きいです
高齢出産のハンデを乗り越え、兄弟悲願のG1制覇を狙います
・レッドヴェイロン(池田7位)
(母父*ダンシングブレーヴ)
母エリモピクシーは重賞勝ちこそないものの、自己条件を勝ち上がり、OP特別のファイナルS勝ちなど合わせて7勝、重賞でも3着の実績があります
その母の全姉エリモシックは’97エリザベス女王杯で圧倒的1番人気ダンスパートナーの追撃を凌ぎ切りG1を制覇しています、懐かしいっすね…
さて、そんなエリモピクシーは繁殖として非常に仔出しがよく、初年度産駒のリディルがデイリー杯2歳Sを制すると、連続する兄弟4頭で重賞を勝利し、あわせて重賞11勝の大活躍を収めます
しかしこの3年は0,2,1勝と奮いません、昨年の産駒レッドオルガは当POGで和泉指名でまたも爆死している馬ですね
さて本馬は父がキングカメハメハとなり、きょうだいで初めてサンデーサイレンスの血が1滴も入らない構成となります
また、不振だった近3頭は牝馬でしたが牡馬に出たこともプラスでしょう、科学的根拠はないですが、「男腹、女腹」というのは競馬界には存在しています
素人目に見ても寸詰まりで短い所に向いていそうな体型に見え、目指すは桜花賞~NHKマイルといったところでしょうか
ヴェイロンは世界最速の市販車、ブガッティ・ヴェイロンからの命名でしょう
名前負けしないスピードを発揮できるでしょうか