エクセルデータ

種牡馬

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非社台5頭縛りを設けた分、ディープ1強ではなくなるのかなと思ったのですが、2位にダブルスコアを付けて断トツトップでした
指名順位も上位から下位まで万遍なく指名されていてさすがの貫禄でした
羽角、佐竹が指名上限いっぱいの7頭指名です

印象的なのがその2位で、種牡馬2年目のロードカナロアが父キングカメハメハを抑えてランクインした事
勝ちあがり率も高く、アーモンドアイという怪物も1年目から輩出し打率と本塁打を両立できる事を証明したので人気も当然でしょう
最多指名は和泉の5頭でした

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ディープ1強に見えますが、系統で分けるとロードカナロアルーラーシップを擁するキンカメ系は十分に勝負できています
カナロア、ルーラー共に若いので近いうちにディープの時代が終わるときが来てしまうのかもしれません

 

その他気になる点

種牡馬ジャスタウェイ1頭のみ(上田)
外国産最多指名は山田・上田の3頭タイ
ダイワメジャーは岡本のみ
オルフェーヴルは佐竹のみ指名なし

 

母出産時年齢

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最も若い母は5歳で4頭(ハープスター、キトゥンカブードル、シーズアタイガー、
Wicked Temper、レッドエルザ)
最も年老いた母は21歳のロンドンブリッジ(キャノピーウォーク・羽角9位)でした
ボリューム層は8~10歳あたりですが、思ったより高齢の母も取られていると感じました

個人的には母齢は今年もかなり気にして指名しました

 

調教師

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唯一全員の指名馬を預かる藤沢先生が単独トップになりました、今年の管理馬はタワーオブロンドン、ゴーフォザサミットなど
POG向きではないと言われがちな師ですが最近は早期デビューも増えているし期待しましょう

池江、堀、角居と有力調教師が並びますが、ダノンプレミアムでブレイクした中内田厩舎は当POG的にはイマイチの人気ぶりでした

東西の分布もだいたい収まるべきとこに収まった感じ
個人的にはこれもかなり気をつけて関西馬を選びました

 

その他
ステルヴィオの木村調教師は和泉のみが3頭も預託
それ以外の複数指名で単独なのは奥村師(2頭・山田)
どれだけ頑張って調べても未だ不明な馬が3頭もいる

 

馬主

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サンデー・キャロット・社台RH・シルクと社台系一口クラブが上位を独占しました
そもそも個人馬主はPOG本に情報が回ってきにくく、広告も兼ねて積極的にアピールしてくるクラブ馬に注目が集まりがちなので当然といえば当然

全員の指名があるのはサンデーとキャロット、個人馬主最多はダービーオーナーの金子さんでした

その他
未だ不明な5頭の所有者
謎の馬主、shadow(上田シャドウディーヴァ)
謎の馬主、山紫水明(山田ルモンド)
人気馬主しか持ってない和泉

 

生産者

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今回のルールの肝でもあったわけですが、やっぱ個人的には縛りいれて良かったなと思いました
全員が限度一杯まで社台系を指名、その中でも断トツ人気のノーザンファームが50頭も選ばれました
10頭フルにノーザンから選んだのが羽角・上田の2名

個人的には社台外もそうですが、そろそろ社台ファームの逆襲に期待したいです
昔は立場が逆の時もあったのだから…

 

2018-19POG 指名馬一覧 馬名とその意味

山田 1 シェーングランツ Schon Glanz 美しい輝き(独)
山田 2 ブルーアガヴェ Blue Agave 竜舌蘭の一種
山田 3 フランクリン Franklin 人名より
山田 4 ラズライトノヴァ Lazurite Nova 天藍石+新星
山田 5 バニュルス Banyuls 南仏のワイン産地
山田 6 ドリームライクエマ Dream Like Emma エマ(人名より)の様に。世界最高峰の夢を目指して
山田 7 ダノンチェイサー Danon Chaser 冠名+追撃者。追撃者として活躍することを願って
山田 8 ヌメラビーチ Kanumera Beach イルデパンの白砂ビーチ
山田 9 ルモンド Le Monde 世界(仏)
山田 10 カウディーリョ Caudillo  統領、総統(西)。母系より連想
山田 11 エノラの16    
山田 12 ホウオウサーベル Ho O Sabel 冠名+刀(オランダ語
山田 13 アストライア Astraia ギリシャ神話の正義の女神。「星のごとく輝く者」の意。母名より連想
山田 14 リーガルメイン Regal Main 王のたてがみ
山田 15 ペルクナス Perkunas リトアニア神話の雷神

 

羽角 1 ブラヴァス Bravas すばらしい(ポルトガル語
羽角 2 アルママ Arumama 「あるがまま」より
羽角 3 モアナアネラ Moana Anela 大海の天使(ハワイ語
羽角 4 エスポワール Espoir 希望(仏)
羽角 5 コントラチェック Contra Check ダンスステップの一種。母名より連想
羽角 6 ルヴォルグ Levolg LeVol、飛翔(仏)とGoalより。ターフを華麗に駆け抜ける
羽角 7 バイキングクラップ Viking Crap アイスランドの手拍子の儀式
羽角 8 イグナーツ Ignaz 「燃えるように輝く」の意味を持つ人名より
羽角 9 キャノピーウォーク Canopy  Walk 林冠の橋を渡ること。父名、母名より連想
羽角 10 キングスローズの16    
羽角 11 エデリー Eddery 人名より
羽角 12 ドナアトラエンテ Donna Attraente 魅力的な女(伊)
羽角 13 イヴォーク Evoke 呼び起こす
羽角 14 シークレットアイズ Secret Eyes 瞳の奥の秘密
羽角 15 ウーリリ Ulili

ハワイに棲息する鳥

 

佐竹 1 サトノバリオス Satono Balius 冠名+ギリシャ神話の英雄アキレウスの名馬の名前
佐竹 2 メッシーナ Messina  シチリア島とイタリア本土を結ぶ海峡名
佐竹 3 リスト Liszt 人名より
佐竹 4 セントレオナード St.Leonard スズランが誕生した伝説に登場する森の守護神
佐竹 5 リオンリオン Lion Lion ライオン(仏)
佐竹 6 ホウオウライジン Ho O Raijin 冠名+雷神
佐竹 7 ウラノメトリア Vrano Metria 17世紀にドイツで出版された星図書名
佐竹 8 ボニーゴールド Bonny Gold 可愛い+母名の一部
佐竹 9 ミッキーバディーラ Mikki Badeelah  冠名+母名
佐竹 10 イオニアプライド Pionner Pride 先駆者の誇り
佐竹 11 サターン Saturn 土星
佐竹 12 アルティマリガーレ Ultima Ligare 母名の一部+繋ぐ(ラテン語
佐竹 13 ミリオンドリームズ Million Dreams 何百万もの夢
佐竹 14 クリソベリル Chrysoberyl 金緑石。母名、兄姉名より連想
佐竹 15 アカネサス Akanesasu

茜さす。美しく光り輝く、という意の枕詞

 

岡本 1 ソルドラード Sol Dorado 黄金の太陽(西)。太陽のような輝かしい活躍を願って。母名より連想
岡本 2 ダンスディライト Dance Delight ダンス+歓喜
岡本 3 ロードグラディオ Lord Gladio 冠名+剣(ラテン語
岡本 4 レッドアステル Red Astel 冠名+星(ギリシャ語)。星のように光り輝く存在となるように
岡本 5 タイセイシャトル Taisei Shuttle 冠名+連続往復機
岡本 6 サトノソロモン Satono Salomon 冠名+人名より
岡本 7 ジュベルハフィート Jebel Hafeet UAEとオマーンの国境にまたがる山の名前
岡本 8 キラステラ Kira Stella 綺羅+人名より
岡本 9 アルディテッツァ Arditezza 大胆、勇敢(音楽用語)。母名より連想
岡本 10 ペプチドアスカ Peptide Aska 冠名+飛鳥。清々しい山に下って来る神々にちなみ
岡本 11 タンタラス Tantalus  オアフ島にある丘の名前で、ホノルルの夜景観賞スポット
岡本 12 ブレイブメジャー Brave Major 勇敢な+父名の一部。母名より連想
岡本 13 グランデルーニー Grande Rooney 冠名+人名より
岡本 14 アテンポラル Atemporal  時を超えた(西)。母名より連想
岡本 15 ランフォザローゼス Run for the Roses 薔薇のために走れ

 

上田 1 プランドラー Plunderer 略奪者
上田 2 サトノジェネシス Satono Genesis 冠名+起源
上田 3 ベルクワイ Bell Choir ハンドベル演奏グループ。勝利の鐘の音を響かせて欲しい
上田 4 ゼルク Zeruch 「神の腕」の意味を持つ、戦いや力を司る天使の名
上田 5 アドマイヤジャスタ Admire Justa 冠名+父名より
上田 6 ティグラーシャ Tigrasha 映画の主人公の名。「トラちゃん」というニュアンスの愛称
上田 7 Vodkaの16    
上田 8 ボッケリーニ Boccherini 人名より
上田 9 オーサムウインド Awesome Wind 素晴らしい風
上田 10 モズエロイコ Mozu Eroico 冠名+英雄的、勇敢な(伊)
上田 11 フッカツノジュモン Fukkatsuno Jumon 復活の呪文
上田 12 カントル Cantor 歌手(ラテン語
上田 13 マルニ Marni 喜ぶ(ヘブライ語
上田 14 スイープセレリタス Sweep Celeritas 母名の一部+速さ(ラテン語
上田 15 シャドウディーヴァ Shadow Diva 影+神がかり的(ラテン語

 

和泉 1 サートゥルナーリア Saturnalia 公現祭での行事の基礎ともなった古代ローマの祭り。母名より連想
和泉 2 グランアレグリア Gran Alegria 大歓声(西)
和泉 3 アメジストヴェイグ Amethyst Veig アメジスト(石言葉は「愛情」)+母名より
和泉 4 ロードゼウス Lord Zeus 冠名+ギリシャ神話の主神
和泉 5 ミディオーサ Mi Diosa 私の女神(西)
和泉 6 シェドゥーヴル Chef d'oeuvre  傑作、名作(仏)。金細工師である父の最高傑作となるよう願って
和泉 7 ファイナライズ Finalize 完成させる
和泉 8 ワールドプレミア World Premiere 世界規模での上映会を目指して
和泉 9 ユナカイト Unakite やさしく心を癒してくれるという天然石の一つ
和泉 10 プレミアムギフト Premium Gift 上質な才能
和泉 11 パロネラ Paronella  人名より
和泉 12 サトノダイナスティ Satono Dynasty 冠名+王朝、王家
和泉 13 サトノルークス Satono Lux 冠名+光(ラテン語
和泉 14 クルージー Cailidchenn ケルト神話の英雄クーフリンの光の剣
和泉 15 サトノウィザード Satono Wizard 冠名+魔術師

 

 

 

東京優駿-2

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ゴーフォザサミット 上田2次

ハーツクライ

母*ラグジャリー(母父Storm Cat

調教師 藤沢和雄 (美浦)

馬主 山本英俊

生産者 矢野牧場

獲得賞金 7,685万円 (中央)

通算成績 6戦3勝 [3-0-0-3]

青葉賞(GII)1着

 

きょうだいに産経大阪杯を勝ち、GIで2着が複数あるショウナンマイティなど。

母ラグジャリーは100万ドルを超える額で取引されるも未出走のまま繁殖入りしている。

 

新馬戦をルーカスの5着に負けた後、未勝利・500万特別を2連勝。

共同通信杯は4着に敗れるも出遅れ気味のスタートから上がり33.2の末脚で4着まで持ってくる印象深いレースとなった。

その後のスプリングSで不完全燃焼の走りをしてしまい一旦評価を下げるものの、ダービートライアル青葉賞では直線早めに先頭に立ち後続を完封する新境地を見せて快勝。人気以上の実力を隠し持った「惑星」として本番に臨む。

 

鞍上はつい先日2500勝を達成した大ベテラン蛯名正義。2501勝目を悲願のダービー制覇で成し遂げることが出来るだろうか。

昨年のダービートレーナー、藤沢師と二人三脚で頂点(summit)を目指す。

 

 

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ジェネラーレウーノ 佐竹2次

スクリーンヒーロー

母シャンハイロック(母父*ロックオブジブラルタル

調教師 矢野英一 (美浦)

馬主 Gリビエール・レーシング

獲得賞金 8,708万円 (中央)

通算成績 5戦3勝 [3-0-2-0]

京成杯(GIII)1着

皐月賞(GI)3着

 

母シャンハイロックも含め、近親で中央で勝ちあがった馬はいない。ほとんどが地方競馬を戦場としている馬ばかり。

そんな家系に生まれた本馬だが、若くして才能を見出され、親元を離れノーザンファームで英才教育を施されることになる。同様の事例はブルーイレヴンなど。

 

初戦こそ1.2倍の人気を裏切ったものの、その後は京成杯まで3連勝。

ダービーまで見据えた結果、トライアルを使わず直接参戦した皐月賞では相当なハイペースに巻き込まれながらも3着に逃げ粘り、負けてなお強しを印象付けた。

 

今回は前走ハイペースを演出したアイトーンは出走せず、ペースを握るのは本馬の可能性も高い。

将軍自ら先陣を切り、勝負師田辺を背に府中の大歓声に勝ち名乗りを上げる事は出来るか。

 

 

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ジャンダルム 山田13位

父Kitten's Joy

母ビリーヴ(母父サンデーサイレンス

調教師 池江泰寿 (栗東)

馬主 前田幸治

生産者 North Hills Co. Limited

獲得賞金 8,776万円 (中央)

通算成績 5戦2勝 [2-1-1-1]

デイリー杯2歳S(GII)1着

ホープフルS(GI)2着

弥生賞(GII)3着

 

母ビリーヴはGI2勝含む重賞4勝、2003年最優秀古馬牝馬を獲得。

引退後はアメリカで繁殖生活を送り、安田記念3着のファリダットやOP特別を2勝したフィドゥーシアなど、高いレベルの産駒を日本に送り込んでいる。

…のだが、重賞制覇のハードルが遠くなかなか実現出来ずにいた。6番仔にしてようやく念願かなったのがこの馬ジャンダルムである。

 

新馬戦を期待馬スターリーステージを抑えて完勝すると続くデイリー杯では出遅れながら鋭く伸びて重賞制覇。

新設GIのホープフルSではタイムフライヤーの強襲に合うものの2着、弥生賞は素質馬ひしめく中で3着を確保。好位を取って堅実に伸びてくる実力がある。

 

皐月賞は展開的に出遅れが大きく響いた印象。血統的に残る距離不安を克服できれば展望は開ける。

オーナーはダービーの結果次第で凱旋門賞への挑戦を明言。母の名を轟かせるべく、自分の力を信じ抜く。

 

 

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ステルヴィオ 山田6位

ロードカナロア

ラルケット(母父*ファブルラヴ)

調教師 木村哲也 (美浦)

馬主 サンデーレーシング

生産者 ノーザンファーム

獲得賞金 1億3,669万円 (中央)

通算成績 6戦3勝 [3-2-0-1]

スプリングS(GII)1着

朝日フューチュリティS(GI)2着

サウジアラビアロイヤルCGIII)2着

 

ラルケットはデビューから2連勝で阪神JFに挑み、5番人気と穴人気するなど(10着)それなりの活躍。通算4勝で準オープンまで出世した。

近親を見てもそこまでの活躍馬はおらず…と思った所で血統表を眺めると4代母にスイートルナの名があるのを発見。無敗の三冠馬、「皇帝」シンボリルドルフの母だ。

3代母スイートコンコルドシンボリルドルフの全姉にあたり、なんとフランスでデビューを果たしていた(のちに日本で走った模様、古すぎて余り追えない)。オーナーブリーダー和田氏はシンボリルドルフのデビュー前からこの配合に余程手ごたえを感じていたのだろうか。

つまるところ本馬にもその名牝の血が流れているという事だ。

 

新馬戦開幕週にデビュー勝ちを収めると勢いそのままコスモス賞も制覇。

1番人気で初重賞サウジアラビアRCに参戦するも2着に敗れてしまう。相手はダノンプレミアムだ。続く朝日杯FSでも2着とはいえまたもダノンプレミアムの後塵を拝し、圧倒的な力量差を見せ付けられてしまう。

年明け初戦、ライバルのいないスプリングSを順当勝ちしたところでダノンプレミアムに故障発覚。ワグネリアンと「ダノンプレミアム以外には無敗」コンビで皐月賞1,2番人気を分け合うも4着。よく伸びたが後方から届くレース展開ではなかった。

 

皐月賞直後からダービーの距離不安が取りざたされていたが、つい先週同父のアーモンドアイがオークスを制覇。血統を敗戦の理由に挙げる事はもはや言い訳だろう。

鞍上は昨年のダービーを見事な騎乗で勝利したクリストフ・ルメール
最速デビュー馬は最高の舞台で輝きを放つことが出来るか。

第2回POG 東京優駿出走馬-1

 

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エタリオウ 坪内

ステイゴールド

母*ホットチャチャ(母父Cactus Ridge)

 

調教師 友道康夫 (栗東)

馬主 Gリビエール・レーシング

生産者 ノーザンファーム

獲得賞金 3,948万円 (中央)

6戦1勝 [1-4-0-1]

青葉賞2着

 

母ホットチャチャは米G1・Qエリザベス二世チャレンジCの勝ち馬

近親には特に活躍馬はいない。

緒戦4着、2戦目で勝利を挙げた後は全て2着。上田指名のスーパーフェザーを押さえきり大一番への出走権をせしめた。

4連続2着とはいえ、負けてきた相手はシャルドネゴールド・サトノワルキューレ・ゴーフォザサミット。相手に引っ張られて走れるタイプなのだろう。

「得たりおう」とは「うまく仕留めたとき、また、それ来たと応戦するときに発する語」とのこと。

伏兵評価ながら鞍上にはボウマンを確保。時代がかったネーミングと外国人騎手のミスマッチがむしろ新鮮。狙うは5戦ぶりの1着だけ。

 

 

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キタノコマンドール 坪内

ディープインパクト

母ペネシアンドール(母父キングカメハメハ

調教師 池江泰寿 (栗東)

馬主 DMMドリームクラブ

生産者 ノーザンファーム

獲得賞金 3,719万円 (中央)

通算成績 3戦2勝 [2-0-0-1]

すみれS(OP)1着

皐月賞(GI)5着

 

きょうだいにGII2勝のデニムアンドルビーなど。

母は未出走だが、トゥザヴィクトリーの妹であり、近親の活躍馬は無数にいる。

POG的にはダノンディスタンス・トゥザクラウン・トゥザフロンティア等が該当。

 

10000口に分割する新クラブ、DMMドリームクラブのフラッグシップホースとしての使命を与えられた本馬。分配金の極端な少なさ、北野武による命名などでどうにもイロモノ感が強く、冷ややかな目で見る向きも大きかった競馬ファンをよそ目にダービーの有力候補の一頭として乗り込んできた。

キャリア僅か2戦で挑んだ皐月賞は最速の上がりを繰り出し5着。今年から5着まで拡張されたダービー出走権をハナ差でもぎ取る運も持っている。

2億越えの取引額、4億越えの募集価格、芸能人の命名…スター性は十二分。

G1ハンター、デムーロを背に10000人の「馬主」へダービー制覇の感動を届ける。

 

 

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グレイル 羽角4位

ハーツクライ

母プラチナチャリス(母父*ロックオブジブラルタル

調教師 野中賢二 (栗東)

馬主 カナヤマホールディング

生産者ノーザンファーム

獲得賞金 4,032万円 (中央)

通算成績 4戦2勝 [2-0-0-2]

ラジオNIKKEI杯京都2歳S(G3)1着

きょうだいに重賞勝ち馬のロジチャリスなど。三代母シルバーレーンは短距離GI2勝のブラックホークの母。

確かな末脚を武器にデビューから2連勝で重賞制覇。のちに負かしたタイムフライヤーがGIホープフルステークスを制した事により本馬の名声も急上昇するも、年明け緒戦の共同通信杯単勝1番人気に指示されるも大敗を喫してしまいその評価はあいまいなものに。

10番人気で挑んだ皐月賞は出遅れ&後ろからは届かないペースで苦しい展開になるもののキタノコマンドールなどと同じ最速の上がりをマークしてハナ差の6着まで駆け上がってきた。

直線の長い府中は望むところ、ダービージョッキー岩田康誠と共に聖杯戦争に挑む。

2018-2019POGについて

ほぼ1年ぶりの記事となります

1つ前の記事見ると夢と希望に溢れていていいですね スターリーステージとは何だったのか

 

さて、来年度のPOGの時期が近づいてきているので一つ提案です

社台系牧場の生産馬は強すぎるのでなんらか制限しましょうという話です

 

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これは過去10年における、POG期間内G1の生産者別成績です

阪神JF朝日杯FSホープフルS('17のみ)、桜花賞皐月賞、NHKマイルC優駿牝馬東京優駿が対象レースです

 

さて、所謂社台系牧場というのはこの中でいう

ノーザンファーム

社台ファーム

・社台コーポレーション白老ファーム

追分ファーム

の4牧場を指します。なんだかやばいことになっていますね

全体に対する、社台系牧場馬の出走割合は44.1%、1着馬の割合はなんと72.4%もあります

 

この事から、POGで有利になりたければ社台系、とくにノーザンファームの馬だけをピックアップし続ければいい事になります

 

ただ、やっぱそれって凄く味気ないと思うんですよ

社台グループが日本競馬に与えた・与えている影響は凄まじいし、今後もそこを中心に回っていくのは間違いないんだけど、やはりそれだけで完結するものではないはずなんですよね

せっかくこういう遊びをするんだから、日高でやってる中小牧場にも是非目を向けたいし、向けて欲しい そう思います

 

で、具体的な制限方法ですが、一番単純なのは社台系の指名頭数を制限すること

昨年同様15頭指名でいくなら、1/3の5頭ないし1/2の7頭は非社台を指名しなければならない、みたいなくくりは設けたいです

さらに個人の小牧場の場合は賞金2倍!みたいな案も面白そうですが多分ぼくの負担がでかすぎるのでムズかしそう

 

まぁ細かいところは協議の上で

ただいずれにしても、今回は社台系はちょっと縛らせては貰いたいと思います

 

 

あと、画像はforntierJVっていう月2000円もかかるソフトなんですが、これをデータで出したいが為に金払いました

とりあえず1,2ヶ月は使ってみるつもりなので何か調べて欲しいデータあったら言って見てください

まじでかなり細かく検索条件区切れるので何でも調べられると思います、いい案ください

さたけ指名馬

さたけの指名馬と、その根拠および目標です

 

1位 スターリーステージ

父 ディープインパクト

母 スターアイル

母父Rock of Gibraltar

 

全兄にマイルGⅠ2勝のミッキーアイル他、産駒は全頭勝ちあがり済み

血統・兄弟実績・馬体・関係者評価・そして名前

どれをとっても素軽いイメージしか沸いてこないです

大外れは想像しにくく、少なくともクラシック戦線には乗って来るだろうと期待します

目標は勿論桜花賞制覇、オークスは少し長そうですがどうでしょう

 

2位 ブレステイキング

父 ディープインパクト

母 *シユーマ

母父Medicean

 

母シユーマは仏国調教馬ですが、英加2国でGⅠを勝利しています

1歳上の初仔ヘリファルテも私が指名しており、怪我に泣かされているものの3戦2勝と実力のある所は示しています、前走後剥離骨折が見つかったようですが…

いかにもディープを付ける為に輸入したんだなという感じの血統構成で走りそうな雰囲気はプンプンします、問題は兄もなかされた脚部不安

スターリーステージと違って、ホームランか三振か、という指名の感じです、三振というか打席に立てるかどうかか…

目標はまぁ大きくダービー制覇、何事もなければ出走は果たせるでしょう

 

3位 ルナステラ

父 ディープインパクト

母 ピラミマ

母父Unbridled's Song

 

母ピラミマは○外として走り2戦0勝の戦跡でしたが、元より競走馬としてどうこうというよりは繁殖に早くから上げてしまう予定だったのでしょう

生まれた産駒はこれまで4,4,2,3,2勝、それも全て違う種牡馬を付けての結果であり、母のポテンシャルの高さを疑う余地はありません

1歳上の半兄スワーヴリチャードがダービー2着となった所で、満を持して登場する初ディープ産駒が本馬です、期待は高まります

デビューは早くて年末あたり、2歳戦や桜花賞はスターリーステージに任せてオークス一本に絞りましょう

 

4位 カザン

父 ディープインパクト

母 *シャンパンドーロ

母父Medaglia d'Oro

 

うーん

今思うと失敗だったかなと思う指名のひとつです

シャンパンドーロは米GⅠを2勝、半弟にベルモントS勝ちのRuler On Iceがいます

本馬は2億5千万、半兄フォギーナイトも2億4千万で落札されたものの2戦1勝といまひとつ

馬主も高額馬を買いあさる割りに全然結果を出せておらず、いわゆる人気先行でコケまくるタイプに見えてしまいます

ちょっと自分らしくない指名でしたが、キーファーズの代表馬となるような活躍を期待します

目標は低めに早期デビューと、芝のレースを使える馬になること

なんとなく来年の今頃はダートの条件戦を戦っていそうな雰囲気です

 

5位 ソリッドドリーム

父 Frankel

母 Danedream

母父Lomitas

 

フランケルは14戦14勝の歴代最高レーティング獲得馬、昨年度のソウルスターリングが初年度から活躍し日本の馬場適性は既に見せています

デインドリーム凱旋門賞ほかGⅠを独仏英で6勝、ジャパンカップにも参戦しています(1番人気6着)

そんな同い年の名馬2頭から生まれた本馬は、世界中の同い年の競争馬の中でも五指に入るほどの良血と言えるのではないでしょうか

今のところ、調教は進んでいる方ではなさそうで少し時間はかかりそうです

とはいえこの順位まで残っているなら流石に指名しない理由はないかな、と思い特攻しました

デインヒル3×3とかなり濃いのでそこがどうでるかですね

POG期間向けではない可能性も高いですが、長い目でみて活躍を楽しみに待ちたいと思います

あと、よっぽど無様な戦跡でないかぎり種牡馬入りは硬いのではないでしょうか?Frankel産駒の種牡馬も日本に欲しいでしょう

 

 

 

続き ウエメア

ビューティテソーロ(上田14位)

Camelot

母Massada

(母父Most Welcome)

 

普通に取り上げるならタニノフランケルなんかが面白いんですが、面白い事実を知ったのでこちらで

キャメロットは本年が初年度産駒となる新種牡馬で、’12の英愛ダービー制覇など10戦6勝の成績を収めています

初年度産駒のうち、本邦には2頭が輸入され、そのうちの一頭がこのビューティテソーロとなります

ちなみにもう一頭もバレットテソローロという同馬主の所有馬で、馬主である了徳寺氏の期待の高さがうかがえます

 

さて、そんな父キャメロットは2009年生まれの8歳馬なのですが、その母~祖母~曾祖母~と延々たどっていき、16代母まで遡るとどうなるか?

 

1874年生、生涯で54戦54勝の戦跡を残した、「ハンガリーの奇跡」キンチェムたどり着きます

 

キンチェムとは何者なのか、それは僕が書くよりも先人の記事に頁を譲りましょう

こちらのリンクからどうぞ

日本でも非常に有名なエピソードなので競馬好きなら覚えておいて損はないでしょう

ぜひ一読ください

 

1874年と言えば、日本は明治7年、wikipediaによればこの年日本に初めてガス灯が点された年のようです

そしてそんな昔も昔、大昔からのレース名や2着馬、勝ちタイムや着差が全て記録されているのが競馬の良い所ではないでしょうか

キンチェムのおよそ現実的に感じられない、伝説みたいなエピソードも、この詳細なデータにより実際に起きた出来事なのだろうと感じる事ができますし、何より2017年現在までその子孫を繋ぎ、英ダービーという競馬界最大の栄誉を手にしているわけですから

 

ビューティテソーロは牝馬ですし、馬主の了徳寺氏も昨年北海道に新たに牧場を開設したようです

これから始まる現役時代ももちろんですが、その後彼女が牧場で仔を成してキンチェムの血筋が日本で走る確立も十分ありそうです

そんなロマンに思いを馳せるのも競馬の良い点だと僕は思います